ロロンカボチャの苗を植えて簡単に育てた、食べたレポートです。
無農薬で虫も来なくて楽でした。
最初ロロンの意味がわかりませんでした。
これは開発者が「ロマン:ロマンチック」と「マロン:栗」を含めた意味だそうです。
楕円形のユニークな形ですが、食べるとスゴい!ホクホクしていました。
●ロロンカボチャ味はどうなの
初めて食べました。とてもホクホクしてびっくりしました。
大学芋ならぬ大学カボチャに最適と言えますね。
収穫して食べたところ、普段スーパーで買うカボチャ(名前は良くわかりません)の方が甘いです。
ですがこれには訳があります。
♥試食に失敗しました。
私は我慢できず収穫したその日に食べました。
実はこれが失敗でした。
カボチャは追熟して甘くなるそうです。
なので約3週間以上寝かしておいてから、
食べると甘くなるそうです。
もしそうして食べたらスーパーで買ったカボチャと、同じぐらいの甘さになるように感じました。
実は2個実っていたのですが、草を刈る時にうっかり、つるを切ってしまいました。
テープでつないでみたけどダメでした。
結局1個だけ収穫できました。
●調理は
トースターでさつま芋を焼くように焼きました。
驚く程ホクホクしていました。
少しシナモンをふりかけて食べてみました。
コレはいけると思いましたよ。
天ぷらも良いですよ。
●ロロンカボチャ栽培方法(記録)
庭で耕したのは約40cm×40cmです。
私流ですが入れたのは
・有機石灰(ゆうきせっかい)1m2当たり 約120g
土の酸性度を弱くします。
その日に植え付けができます。
・牛糞(ぎゅうふん)約2ℓ
土を柔らかくします。
・すくも 約2ℓ
稲のもみ殻で土をフワフワにします。
空気が入ったり、保水も良いです。
私はよく使います。
・鶏糞(けいふん)約40g
窒素、リン、カリウムがバランスよく入っています。
長い期間、肥料が効きます。
・化成肥料(8-8-8)約20g
窒素、リン、カリウムが同じ比率で入っています。
効力は1週間です。
・油粕 約20g
以上を土と一緒に良く耕しました。
●6月8日 植えました。
ロロンカボチャの実生苗を隣の人からもらって植えました。
※実生苗(みしょうなえ)=種をまいて芽が出た苗です。
反対に接木苗(つぎきなえ)は実生苗を土台となる苗に切って繋いだものです。
病気に強いし、繋いだ部分が少し膨らんでいますよ。
●ロロンカボチャの摘心
親づるの1本仕立てでも収穫できますが、子づるを伸ばしたほうが沢山取れます。
ですので親づるの本葉が6枚ぐらいの所で摘心(切る)しました。
摘心すると子づるが伸びてきて、たくさん花が咲くことになりますね。
(品種によっては親づる1本での栽培を推薦されています。)
●6月21日 ゆっくり成長
あまり成長しません。ゆっくりですね。
時期が来ればよく伸びます。
●6月30日 だいぶ大きくなりました
伸びて大きくなると私の気分も楽ですね。
●7月11日 つるが約1m伸びてきました。
調子が出てきた感じです。
雨が降ると土が跳ね上がって葉に着くと、
病気になる事もあると言うので、草を利用して敷いています。
農家と違って「わら」が手に入りませんので、、
●ロロンカボチャの追肥
受粉して卵より大きくなりだしたら化成肥料(8-8-8)を、
約20gを株元の周りや、つるの下あたりにもやりました。
この後だいたい10日に1度のペースで肥料をやりました。
●8月21日 受粉失敗
失敗すると黄色⇒茶色⇒黒色に変わります。
残念ですね。
●8月31日 人工授粉をしてみた。
田舎だと虫がしてくれるけど、私は住宅街なので自分でしました。
花の下が膨らんでいる(すでに楕円形のカボチャみたい)のが雌しべです。
花の下が膨らんでいないのは雄しべです。
雄しべを雌しべにくっつけます。
雄しべは沢山花が咲くけど雌しべは少ないです。
ですのでこの時期は毎日見てチェックしていました。
受粉は大体午前の10時頃までにしたほうが良いです。
●9月11日 受粉成功したみたい
大きく成長してきました。
カボチャが約9cmと大きくなりました。
これで大きくなって食べれそうです。
●9月19日 つるは元気いっぱい。
この頃はとてもよく伸びます。
もう約3mぐらい伸びました。
庭の土地が狭いので円形に誘導しています。
●10月7日 だいぶ熟れてきました。
ロロンカボチャの下に容器のフタを利用して敷きました。
理由はカボチャと地面が接触していると、
ダンゴムシ等に食べられる事があるからです
全体の色も緑からくすんだベージュぽく変わってきました。
茎(へた)も少し枯れてきてベージュ色になってきました。
よくコルクみたいになったら収穫時期と言いますよね。
(赤矢印の部分)
●10月16日 どんどん枯れてきました
もう勢いはなく、つるも葉も枯れてきました。
こうなると収穫が近いです。
●10月30日 ついに収穫しました
へたの赤印の部分ですね。
枯れてベージュ色になって、コルク状になっていますね。
これが収穫のサインですよ。
約20センチありました。
●10月30日 待ちきれず試食です。
まず半分に切りました。
中は詰まっている感じです。
濃い黄色ですね。
トースターで焼いてみました。
ホクホクしています。
甘さは取れてすぐ食べたのでイマイチです。
3週間ほど置くと追熟して甘くなるそうです。
(知りませんでした⇒失敗)
●11月12日 洗って乾かして来年種をまこう。
種を取り出して洗って新聞紙の上に置いて乾燥させました。
乾いたらプリンの容器に入れて、名前を書いて物置に保管しています。
これまでもスイカ、ひまわりなど種から芽が出てきました。
●最後に
・株元近くで受粉したカボチャは大きくならないそうです。
なので大体10節以降に受粉させた方が、大きいのが収穫できます。
栽培について近くの農家の人に聞いたら、ほとんど放ったらかしだそうです。
面積が広いと細かいところまで手も時間もないそうです。
・ホクホクしていました。
この感触は初めてでした。すごいですよ。
・虫も来なくて、無農薬で育ちました。
・病気は出ませんでした。
カボチャは葉に白い粉をふりかけた様になることがあります。
これが、うどんこ病です。
ロロンカボチャは少し出ましたが、何もせず放ったらかしでした。
収穫には全く影響がありません。
うどんこ病は品種によってとても差があります。
私はひどい、うどんこ病になった事ありましたが、
株の根元の方から切って捨てていました。
それでも立派なカボチャを収穫しました。
(いきなり全部の葉を切ると光合成ができないので、やめた方が良いですね。)
・簡単に失敗なく育てることができました。
・太陽の良く当たるところが良いです。
・追肥は10日に1回ぐらいの割合で、化成肥料(8-8-8)を株元の回りにやっていました。
それとツルがどんどん伸びていきますので、
それに合わせて化成肥料を少し、ツルの下にもまいてやりました。
・「わら」が手に入らないので、雑草をわらの代わりに使いました。
これで葉に土の跳ね返りがなくて、病気にもなりませんでした。
・害虫に食われたりすることもなく、無農薬で初心者でも作りやすいですよ。
・ロロンかぼちゃ 保存期間は
切らないでそのままなら常温で2~3ヶ月は大丈夫です。
日の当たらない涼しい所が良いです。
私は物置です。
追熟で甘くなりますよ。
・最初はあまり茎が伸びないけど急に伸びる感じです。
・この様に実生苗でも手間いらずのカボチャ栽培でした。
最後まで読んで頂いて有難うございます。