2019年11月21日NHK Eテレ今日の健康
あの人の健康法で磯野貴理子さん(55歳)について紹介されました。
磯野貴理子さんは5年前に脳梗塞と言う病気で倒れましたが、
その時の前と後の様子を明るく笑いながら語ってくれました。
磯野貴理子さんは病気をしたことで、人生観が大きく変わったそうですよ。
又脳梗塞の見分け方について、
聖マリアンナ医科大学 東横病院 植田敏浩 教授が教えてくれました。
●発症する前の前触れはありましたか。
今思えば心臓がすごくドキドキしていました。
本で調べて更年期の症状かと思って放っておいたんですけどね。
●発症した時の様子ですね。
自宅で寝ていたら夫が今日はリハーサルがあるのに、
まだ来てないってマネージャーから連絡があって私の部屋へ来たんです。
慌てて磯野貴理子さんは稽古着など準備をし始めますが、
全然何を持って行ったらいいのか頭の中で整理できなかった。
その時、夫がろれつが回っていないよ。と言うのです。
磯野貴理子さんは普通にしゃべっているつもりだったのだけど、
夫は普通じゃないと思い救急車を呼んだそうです。
その時は全然自分では気が付いていなくて、
二日酔いかなという感じで頭がぼーっとする感じでした。
●自分でおかしいなと気がついたのは
う~ん夫に起こされる何時間前にベッドの中で何か?
腕の辺りを触っていつもと感覚が違うなと思いました。
つまりツルツルしているです。
皮膚感が違うんです。
自分の腕だけど自分の腕でないような、、、
初めての感覚なんて思っていました。
医師に次の日かな質問したんです。
あのまま家で寝ていたらどうなっていましたか?
医師は
死んでいたでしょうね。
と明るく言われました。
●後遺症に悩んだりする事はありましたか
あまりこれといってわかんないんですよね。
入院中はリハビリをちょっと。
軽いストレッチとか、
自転車こぎ とか脳トレのような簡単な熟語を組合せとかしましたね。
●振り返って脳梗塞の原因に思い当たりますか
(笑いながら答えていました)
飲み過ぎ、食べ過ぎでした。
カラオケボックスで大好きな焼きそばをたくさん食べていました。
お酒もすごく飲んでいました。
飲んだ量も覚えていません。
お酒も焼きそばも、もう一生分食べて飲んだと思います。
●生きることの向き合い方も変わりました。
ものすごく代わりました。
食生活が変わってバランスの良い食事を取るように変わりました。
ほとんど自炊をしています。
大好きなお酒はやめました。
すぐやめました。
最初の頃は夕方になると飲みたくなりました。
でもそんな時は炭酸水でごまかしていました。
ビールを飲んだ気分でした。
そんな生活をしているうちにお酒なしになりました。
今は本を読んだり10時頃には寝るようになりました。
なるべく歩くようにしています。
病気になってよかったかな?なんて感じなんですよね。
ならない方が良いけど。
●脳梗塞の見分け方。
急にこんな症状が出たら危ないポイントが3つあります。
頭文字を取って F A S T ですね。
・F ⇒Face(顔) 歯を見せて笑ってもらいます。
この時に顔の片側が歪んでいる。
・A⇒A rm(腕) 立った姿勢で目を閉じて腕をまっすぐ水平に伸ばします。
手の平を上側にします。
このまま腕を維持できれば正常です。
しかし片側の腕が下がってくるとすでに麻痺が始まっているそうです。
・S⇒Speech(話す) 言葉が喋れない。
個人名やペンとかテレビとかの名前を質問してもはっきり話せない。
ろれつが回らない。
・T⇒T ime(時間) 発症した時間をメモして救急車を呼びましょう。
最初は軽いようでもだんだんと重くなるので、
迷わず救急車を呼んだ方が良いそうです。
以上のようにこのうち一つでも当てはまれば脳梗塞の疑いが高いそうです。
●最後に磯野貴理子さんがテレビを見ている人に
メッセージがありました。
白い色紙に書いてありましたよ。
それには
「ほどほどに、、、磯野貴理子」
でした。
飲み過ぎ、食べ過ぎを経験してきた磯野貴理子さんの言葉でしたね。
最後まで読んで頂いて有難うございます。