2019年7月27日放送の主治医が見つかる診療所で、
かくれしびれの症状、原因、対策として、
しびれ予防ストレッチについて紹介されました。
教えてくれたのは茨城県日立市 聖麗(せいれい)メモリアル病院
脊椎センター長 脳神経外科 遠藤聡医師先生です。
まず、しびれってなんですか?
人間には全身に神経が張り巡らされていて、その神経が圧迫、傷つくことで起きる症状。
他にも脳や内臓の異常によって起こる事もあります。
隠れしびれとは?
症状について簡単に説明しますと。
すでに神経が傷ついているにもかかわらず、
別の症状だと感じてしびれに気がつかない状態。
しびれを感じないからといって若い方も安心はできません。
最近はこの症状が増えているそうです。
放っておくと一生とれない場合もあります。
一度傷ついた神経は元に戻ることはないです。
(え~怖いですね、一生しびれと付き合うなんて、、)
怖い隠れしびれの不快な症状とは?
①いつまで経っても肩こりがとれない。
番組ではいつまでたっても取れない、ひどい肩コリに悩んでいました。
ある日、手首にしびれを発症してカバンを持てなくなりました。
原因は最悪の場合全身に広がる首の病気でした。(頚椎症)
②以前に比べ物を落とすことが増えた。
隠れしびれを放置していたので感覚が鈍って
コップ、リモコン、キー等落としていた。
また爪が割れたことにも気がつかなかった。
原因は手首の病気でした(手根管症候群)
③普通に歩いているのにスリッパが脱げる。
スリッパが脱げても年のせいかなと思っていたら、
ある日、腰と足にしびれを発症。
原因は腰で最悪の場合は歩けなくなる病気でした。
(腰部脊柱管狭窄症)
しびれについて教えてくれたのは?
茨城県日立市 聖麗(せいれい)メモリアル病院
脊椎センター長 脳神経外科 遠藤聡医師です。
しびれの原因は?
原因は普段の生活で危険な行動があるといいます。
①お酒を飲んだあとに眠る。
しびれを感じなくなって、そのままだと神経を圧迫して傷つける
②足にぴったりの靴を履く
革靴の様に硬い靴だと足の甲のにある神経を傷つける。
③上を向いて首の前を伸ばす。
首の神経が傷ついてしびれてくる。
最悪の場合、首から下全部がしびれてしまう。
しびれのチェック法
しびれの原因が何によるものなのか調べるのは
1、神経伝達速度検査
手や足に電気刺激を与え神経の反応を調べる。
2、MRI検査を首、腰、にする
しびれの対策方法
1、お酒を飲んだ後すぐに眠らない。
しびれを感じなくなって、そのままだと神経を圧迫して傷つけるから。
2、足に余裕のある靴を履く
革靴の様に硬い靴だと足の甲のにある神経を傷つけるから。
3、上を向かないようにする。
頭は約5kgあって首にはかなり負担がかかっています。
だから首の神経が傷ついてしびれてきます。
最悪の場合、首から下全部がしびれてしまう事もあるそうです。
でも星空を見るとき困りますよね。
そんな時は
①横になって見たり、
②首の後ろを両手(指を組む)で支えるようにして、上を向くと良いそうです。
(花火や東京スカイツリーを見るときには注意した方が良いですね)
ここからは
首と腰のかくれしびれ予防簡単ストレッチの紹介です。
スマホ、パソコンなど同じ姿勢におすすめです。
かくれしびれ予防ストレッチ 首編
①首の後ろ、ゴリゴリした所の横当たりを両手で押さえる。
②ゆっくりあごを引く。5秒間キープ
③終わったらゆっくり戻す。
かくれしびれ予防ストレッチ 腰編
①椅子に座って姿勢を正す。
②左足の指が椅子の高さぐらいまで上げて、両手(指を組む)で膝の少し下をしっかり支えます。
③背中を伸ばしたまま自分のおへそを見る。15秒間キープする
(背中を丸めないことが大事です)
④今度は左右を入れ替えてする。
まとめ
しびれといっても油断はなりません。いつまでも治らなかったり、段々と悪くなるようなら医師を訪ねましょう。